数学オススメの参考書ーチャート式の選び方と使い方ー

数学オススメの参考書ーチャート式の選び方と使い方ー

こんばんは,風見オタクです.

 

今回は数学の参考書の1つ,チャート式を紹介します.

 

 

皆さんはチャート式をご存知ですか?

おそらく高校生,特に受験生ならば知らない人はいないといえるほどの参考書ですが,その種類の多さや厚さから正しく有効活用できている人というのは意外と少ないと思います.

そのことも踏まえて,選び方や使い方を混ぜつつその評価などを書いていきます.

 

 

○種類

皆さん,チャート式にはどれだけの種類があるかご存知でしょうか.

純粋な冊数でカウントすると膨大な数になってしまうので色ごとで.

 

まずは上の画像にもある「青チャート」

そしてレベルごとに「白チャート」「黄チャート」「赤チャート」

この4種類が基本的なチャート式参考書ですね.

 

これしか知らない人も多いかもしれませんが,実はまだあります.

センター試験対策用の「緑チャート」

 

より受験に特化した応用の「紫チャート」

 

難問や医学部を視野に入れた「黒チャート」


最近は入試対策の入門として「スカイチャート(水色)」なんていうのも発売されたみたいです.

たぶん以上の8種類のはず……

前半4つが広く使える「常用型」

後半4つがピンポイント対策の「特化型」とここでは命名しましょう.

 

特化型は使用しない人も多いと思うのでここでは外します.というか私自身使ったことがないので詳しく説明できません.

だから今回は,常用型の4つについてお話ししようと思います.

これ以降の内容は全て常用型についての記述であることをご理解ください.

 

 

○どんな参考書なの?

チャート式はいわゆる「網羅型」の参考書です.

すべての単元において幅広く多くの問題を掲載されているので,抜けが無いように学習を進めていくことができます

 

中身のレイアウトについてですが,このようになっています.

 (出典:数研出版HP  https://www.chart.co.jp/goods/item/contents/26481.html)

 

単元内のある部分において例題が上段に書かれており,中段にポイント及び例題の解説,下段には練習問題があります.

これは青チャートの例ですが,他の色も全て同じようなレイアウトです.

このようなものを1ページとして,複数の単元でそれらが集まって1つのチャート式を形成しています.

 

まずこのレイアウトを見やすい,わかりやすいと感じるでしょうか?

こればかりは人によりけりなので何とも言えませんが,私は良いと思っています.

網羅型の参考書においては解説が問題のすぐ近くにあるというのはメリットです.

ともあれ,まずは書店で実際に手に取ってみることをオススメします.

厚さや大きさも参考書選びにおいて重要な要素です.

 

 

○選び方

チャート式には4色あると言いましたが,「じゃあどの色を選べばいいんだよ!」という人も多いでしょう.

色ごとの違いは基本的にレベルのみです.

よって自分に合ったレベルの色を選ぶことが重要です.

ではどういうレベル範囲になっているのか.

数研出版のHPによると,以下の通りです.

 

(出典:数研出版HP  https://www.chart.co.jp/reader/subject/tokushoku.html)

 

でもまあ,これだとよくわからないですよね…

 

結論から言います.

「青」か「黄」を買ってください.

 

「赤」は難しすぎます.

このレベルが必須になる人なんてほとんどいないでしょう.

それに,最上位レベルの問題を対策するのならそれこそチャート式である必要がなくなってきます.

 

「白」は簡単すぎます.

これだと入試を見据えたときに有効に使える問題の数が少ないです.

それに,簡単な問題なら教科書でも使えばいいのです.

 

ゆえに青チャートか黄チャート.

これをどちらにするかというのは少し難しいのですが,自分の志望校がある程度難しいと思うのなら青を買っていいと思います.

逆に,そんなに難しくないと考えているのなら黄色でよいでしょう.

表を見てわかる通り,厳密な境界があるわけではありません.

 

 

○使い方

次にチャート式の使い方ですね.

これについては別記事で効率の良い数学の受験勉強法を書いているのでそちらを参照してください.

 

ただ,補足を少しだけ.

このチャート式は問題の量が膨大です.

それがⅠAⅡBⅢとあるのだからそれこそ全ての問題をやるなんて無理です.時間がかかりすぎます.

 

だからまず,簡単な問題を仕分けして削る.

これは上のリンクにも書いていることですね.

 

そしてこちらが伝えたいこと.

その参考書を100%マスターしようとしないでください.

紹介した方法で問題集に取り組んでいると,最後に必ず数問から十数問いつまで経っても解けない問題が残ります.

その数問のためだけに次の参考書に進めず留まり続けることは,とてもとても無駄なことです.

それが最重要問題というのならまだわかりますが,そうでないのならさっさと次に進んでください.

 

よく参考書の使い方で,「1つの参考書を徹底的に使い潰せ」というのが出てきます.

教科や内容によってはそれは正しいですが,こと数学に限っては私はそれを正しいとは思いません.

数学はどれだけ多くの解放の引き出しを自分の中に用意できるかが重要です.

ある数問に長い時間をかけるくらいなら,同じ時間でより多くの問題に取り組んだ方が有意義です.

 

たまに,「そんなにたくさん参考書を買ったらお金がかかる」という人もいますが,よく考えてください.

参考書代なんて1000円から高くても2000~3000円です.

複数買っても精々数万円.

 

もしそのお金をケチって留年するという事態になったらどうなるでしょうか.

予備校代として数十万円かかるのはもちろん,1年という時間が余計に過ぎてしまうのです.

どちらが安いかなんて明白でしょう.

 

もしかしたら,本当に家の事情でお金がなくて参考書が買えないという人もいるかもしれません.

そう言う人は仕方がないです.

少数の参考書を使い倒しましょう.それがダメというわけではありません.

私はたくさん使った方がいいと思うだけなので.

 

数学では,ある程度その参考書をマスターしたら次の参考書に手を出す.

やるべきことなんて無限にあるのですから.

 

 

○代替参考書

さて,今回網羅型の参考書としてチャート式を紹介しましたが,別にチャート式じゃなきゃダメなんてことはありません.

網羅型は1種類は手元に置くべきで,その中で手に入れやすくかつ使い勝手が良いという意味でこれを挙げたのです.

だから別に他のものでも構いません.

高校で,似たような参考書を配られた人というのもいることでしょう.

 

例えば,「Focus Gold」という参考書があります.

中を見てみるとわかりますが,チャート式とよく似ています.

こちらも良い網羅型の良い参考書です.

これのデメリットは個人で入手するのが難しいということ.

普通の書店には売っていないのではないでしょうか.

 

大切なのは「チャート式を買うこと」ではなく,「チャート式のような網羅型参考書を1つは手元に置くこと」です.

そして網羅型参考書を使う目的は,

 

「解法の引き出しを増やすこと」

 

です.

これだけ多くの問題があるのです.

色んなパターンの問題や解法がたくさん載っています.

それらを自分の中に蓄え,似たような問題に適用できるようにすることが重要なのです.

だから丸暗記ではだめ.

 

よく「数学は暗記科目である」という人がいます.

これは私も同意見です.

ただこの議論で意見が分かれるのは,”暗記”という言葉の定義が明確ではないことによります.

反対する人は,ここでの暗記という言葉を「ただ丸暗記すること」のように考えているのでしょう.

ですが,そうではありません.

ここでの暗記とは,「内容をよく理解して自分の中に蓄えること」を指しているのです.

そしてその引き出しを自在に使えるようになることが大切です.

 

この記事を読んで,皆さんが数学の受験勉強を頑張れたなら幸いです.