犯人は捜さない!「密室殺人ゲーム 王手飛車取り」(歌野 晶午)感想・評価 ネタバレなし

犯人は捜さない!「密室殺人ゲーム 王手飛車取り」(歌野 晶午)感想・評価 ネタバレなし

 

ジャンル 小説

オススメ度 ★★★★☆

●こんな人にオススメ●
・歌野晶午好き
・すべての大学生・社会人
・変わったミステリーを読みたい

 

「探偵ごっこを極めるって,どう?」

女子大生が殺された.死因は頸部圧迫による窒息死.

犯人はいったい誰なのか……なんてことはどうでもいい.

そんなことは分かりきっているのだ.

犯人は画面の向こうにいるジェイソンマスクを被った人間.

私たちは推理をするのである.出題者に従って.

今回の問題は<犯人が次に狙うのは誰か>.

空想の殺人ではない.

リアル推理ゲームが今始まる.

 

 

 

こんなミステリーは初めてです.

というか,これはミステリー小説というよりは,サスペンス小説といった方が正しいかもしれません.

この作品の中では,いくつかの殺人事件が発生します.

普通のミステリー小説ならば,犯人が誰かを推理するでしょう.

しかしここでは違います.

密室の謎であったり,アリバイトリックなど,殺人の過程を推理するのです.

だって犯人はわかっているのですから.

名前も顔も知らないたった5人のコミュニティ.

この中で,普通では味わうことのできないゲームを楽しむ.

殺人をやってみたいとは思いませんが,こういうのは好きです.

だって,普通なら絶対経験できないことじゃないですか?

 

例えば,最近リアル脱出ゲームってよくあるじゃないですか.

あれって元々は,ゲームであった脱出ゲームを実際に体感しようというところから始まったんだと思うんです.

こういうのってすごくワクワクしません?

今まではゲームとして遊ぶに過ぎなかったことが,実際に自分の身で体験できるんですよ?

私はそういうの大好きなんです.

 

そんな感じで,普通ではできないこと(やらないこと(殺人))を実際に体験してしまおうというこの小説.

興味がある方は,是非読んでみてください.

 

 

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